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喜多 甚一(きた しげかず)

Being Group CEO

変化を愉しむ。
そこにBeing Groupの本領があります。

「変えるべきもの」と「変えてはいけないもの」。企業はこの2つを抱えて生きています。「変えてはいけないもの」とは何か。理念です。自らの社会的意義は変えてはいけない。「変えるべきもの」は何か。理念以外のすべては、いずれも変えなければならないものです。時代は動き、社会は変わります。企業だけが変わらなくていい理屈はありません。あらゆるビジネスモデルはいつか終焉を迎えます。変えるべきものを変えない企業は衰退の一途をゆくしかありません。Being Groupは2021年に35周年をむかえました。激動の時代を駆け抜けた社史は、お客様やお取引先や社員のみなさまに支えられた歴史であり、不易流行の考え方のもとに自らの変化に挑みつづけた歴史であったと思います。ならば、これからの30年、いえ、この先の300年をどう生きるか。未来のことは誰にもわかりません。しかし、未来は、現在とは違う。そのことだけは確かです。企業が未来を生きるためには、つまり、変化をくりかえすしかないのです。

物流のパラダイムシフトの
萌芽はすでに現れています。

Being Groupの事業の核はロジスティクスです。これまで「運ばない物流」というコンセプトを掲げて、全国のお客様にその価値を認めていただいてきました。しかし、十数年後のBeing Groupは、はたして物流企業を名乗っているか。私はNOの可能性が高いと考えています。近い将来、物流の概念は大きく変わるはずです。現行のビジネスモデルは「売り手側(サプライヤーサイド)から見た物流」です。未来は「買い手側(カスタマーサイド)から見たロジスティクス」に変化します。いま私たちが目にしている物流とは180度違う物流が出現するはずです。物流のパラダイムシフトの萌芽はすでに現れています。インターネットの台頭が背景です。高度に発達した情報網に対して、物流網の発展はこれから本番を迎えます。eコマースの潮流のなかで、物流業は小売業や金融業とともに劇的に変化する。それが私の見立てです。Being Groupはそのトレンドのなかで生きていきます。大きな変革を遂げるのは必定です。

事業の拡大は、
未来を視界にとらえた変革の布石です。

私は変わりゆく未来に心躍らせています。農業革命、産業革命、情報革命の後、まさに第四の波ともいうべき物流革命が訪れようとしているのです。それはロジスティクスを探求するBeing Groupにとってビッグチャンスに他なりません。ある意味、ロジスティクスを制する者がビジネスを制する、もしくは経済を先導する時代になるかもしれないのです。Change(チェンジ)と Chance(チャンス)は一字違いです。私たち自身が変化を遂げれば、かならず大きな好機を手中にできます。ここ数年、Being Groupは事業の拡大スピードを加速させています。本格的な全国展開とともにグループの従業員数は2700人を超え、同時に300年企業をめざすための企業カルチャーの醸成にも力を注いでいます。組織の拡充は、近い将来の大きな変革のための布石です。次の一手は見えています。ステークホルダーのみなさまには、これまで以上のご支援をいただくとともに、私たちの変革する姿にご注目いただけたら幸いです。